日記・雑記

イケメン外国人との恋を逃してしまった話。

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うら若き少女ではなくなった私は、近年キュンとするような事がめっきりなかったのですが、先月、突然の大雨が降った日にドラマのような、キュンをした出来事がありました。

今回は、そんな私のキュンとした出来事を語らせて下さい。

 

9月の下旬、とくにどの歯が痛いという訳でもなかったのですが、バンドのツアーが始まるし、いっちょ歯の検診に行ったのです。

虫歯があれば削ってもらおー、くらいに思っていたのですが、診てもらったら親知らずを抜いた方が良い!!ということになりました。

別に痛みもないから、私の親知らずはヌクヌクと素直に育ったと思っていたのですが、まさか抜かねばならぬとは。。。

しかも、左右上下4本も抜くんですって、どーせ将来抜けていくだろう歯を、人為的に抜かねばならないという、どこか勿体無さ。(嘆きをひたすら綴ってしまいそうなので、そろそろキュンエピソード行きますか)

そんな抜歯への恐怖と、思わぬ出費に嘆いていると(レントゲンわりとかかったし、抜歯は1本3000円だから、4本で計12000円。)、外は私の心を表すかのような大雨が降っていた。

 

チャリを飛ばして5分な距離のために傘を買うのは勿体無いし、もういいやと、ずぶ濡れで悲劇のヒロイン気分で帰ろーっと、チャリ置き場に行くと、隣のチャリが倒れてカゴにハンドル刺さってて出せない!!!!!

 

もー歯は抜かれる予定だし、金は飛ぶし、大雨で、チャリは出せないしなんなのー!!!

 

って思ったら

 

白いデッカい手が伸びてきて、いとも簡単にチャリがフワッと出された!!

後ろを振り向くと、若き日のオーランドブルームと、坊主ではないプリズンブレイクの主人公!!!のような180センチはあるであろう、パリッとしたスーツを着た外国人さんが2人。

 

若き日のオーランドブルームに、「ドウゾー!オジョーサーン」って傘を手渡されました。

オーランドブルームは、坊主ではないプリズンブレイクの主人公の傘に入って二人ともニッコリ笑顔で去っていく。

 

外交的な女性ならば、そこで傘を返すために連絡先を聞いて、後日お礼をしようとしたら、「じゃあお礼としてディナーに一緒に行ってください」とでも言われて、結婚しハーフの可愛い子供をこしらえたんでしょう!

 

しかし、人見知りで、しかも外国人ってだけでちょっと慄いてしまうTHE鎖国出身のオジョーサーンな私は、

「あ、ありがとうございます!えっと、傘いいんですか???えっと、、、」

 

ってまごついてる間に、二人の外国人は手を振って去って行く

 

「あっ、ありがとうございます!」

つって、二人が見えなくなるまで頭を下げることしかできませんでした。

 

そーして、頂いた傘を肩と顎に挟みながらチャリを引いて歩いた帰り道は、

「あそこで、連絡先を聞くべきだったか」

「鼻ぺちゃで目離れな私とでも彼らはイケメンだから(オーランド・ブルームでもプリズンブレイクでも良い)、ハーフの可愛い子が生まれるのだろうか」

「パリッとスーツで髪型もカチッとしてたから、エリート外国人かもー❤︎」

「いや、あんな紳士な奴らなんだから、ナイスバディで金髪クリンクリンの女がいるんだろーな」

「いやいや、英語ペラペラで、いかにも私はグローバルよっちゅーよーな、さほど綺麗でもない日本人女がいたりしてな」

「いやいやいや、実はゲイで、私のおかげで相合傘ができるキッカケができて、若き日のオーランドブルームと坊主ではないプリズンブレイクの主人公が、ひっついてしまうってこともあるか?」

なーんて妄想をしながら、いつもより楽しく帰れましたとさ。

 

 

世の中捨てたもんじゃない。

 

 

 

ちゃんちゃんこ。