バンド哲学

炎上していた「動員の少ないバンドはライブするのを止めてもらえないだろうか」について考察した。

炎上というか、Twitterで賛否両論が分かれ話題になっていたブログがありました。

kntr.world-scape.net

ブログタイトルだけを見ると、まるで動員できないカスバンドに文句言ってるように思えますが、内容は濃いものとなってます。

内容を読まない批判が殺到。

有名な人気ミュージシャンが読み「読む価値なし」という批判的な評価をツイートした事から、さらに話題を呼んだようです。

 

そのため、題名だけを見て内容を読んでない人からの批判が殺到しているように見受けられます。

 

私もこのブログが話題になっている事を知った時は、「読む価値なし」のツイートからだったので、

どんな酷いブログなんだろう?

と思いました。

ブログの主は実際の売れないバンド達の気持ちを知らずに書いてるのかな?

っと長年バンド活動に苦戦してきた私には、心が痛い内容だろうと恐る恐る読んでみました。

 

すると内容はとても濃かったのです。

 

読む価値があるものかどうかは人によって違う、それぞれの人の感想なので批判をする人は読んでからすればいいのに。

とまず私は思いました。

 

読んだ私の感想を綴りたいと思います。

 

売れないバンド時代があった人にはよくわかる。

 

私は10年くらいバンドをやってます。

4年前にやっと全国流通しました。

それからノルマをとられるようなイベントには出なくて済んでます。

 

「動員の少ないバンドはライブするのを止めてもらえないだろうか」

というブログは売れないバンド時代があった人にしかわかりずらいのかもしれない。

とくにライブハウスのバンドマンの金回り事情を知らない人はわからないと思う。

 

かつてこちらの記事にバンドの成長してく仕組みとライブハウス含めお金周り事情を綴ったので良かったら読んで下さい⬇︎

www.bassnana.net

 

ここに以前私も綴っておりました。

 

 

フロアに出演者以外ポツポツポツとしか人がいないなんてこともざら。

最初は友達を頑張って呼ぶんだけどだんだん来てくれなくなる。

2000円払うなら映画見たほうがいいっていうクオリティのライブしかできてなかったのかな(笑)。

そーするとライブをするのに何千円、時には万を払うことがあたりまえに思えてきたりして。

 

ある程度バンドの方向性も固まって形になってきてるのに、客もよべないくせにとりあえずライブやりまくってノルマ払うのはもったいない!!私がそうでした。

ライブしてるから活動してる感に浸ってしまったらアウトじゃ!

またライブハウスも商売だから次いつ出るー?って誘ってくるし、となると出たくなるんですよねー。

ならライブは月1に絞って、そのライブの為にネット戦略やれ、いろんなつながり増やして絶対ノルマをはける月1ライブをしたほうが良い!!

客を呼べるバンドはいいイベントに呼ばれるようになる!

 

 

 

実際、 

ノルマを払ってやってるレベルのバンドは、ライブハウスに出させてもらってるのです。

 

 

ライブハウスはノルマを払うようなレベルのバンドには出てもらってるっていうスタンスではなく、出させてあげてる

っというスタンスの箱が多いです。

 

バンドは客は呼べないけど、ノルマを払ってライブハウスにお金を落としている。

バンドはライブハウスのお客様だけど、お客様としては扱われないです。

 

ライブハウス > アマチュアバンド

という上下関係になりがちです。

 

それでも、そうやって育ててくれるライブハウスはあるんですよ!

ちゃんとした箱は!

中にはバンドの事を考えず日程を埋めるために、アドバイスやれ、おだてやれで次々と日程を誘ってくるブッカーもおります。

 

 

私は、がむしゃらに友達を呼んで、お客さんを付けて、、、

でも呼べない日はノルマを払いまくりました。

2、3人しかいないフロアでライブをし、意味のない日もたくさんありました。

 

そんな日は、フロアに人がいないから客は掴めない、でも対バンと仲良くなるなど、自分なりにノルマの代償を得ようと必死にやってました。

 

 

お金払ってライブをするのは辛かったですよ笑!

安くないから。

 

しかしまったく価値がない日々だったかというと、んー。?

て感じ。

 

バカだったな!とは思います。

必死な故に、誘われたライブは出なきゃ!ってなってました。

ライブハウスの人=偉い

みたいに若い頃は思っていたのは事実です。

若かりし乙女だった私にはライブハウスのスタッフ超怖かったですもん。

 

音楽で夢を追うのってお金がかかりすぎる。

将来化けそうだなーと思った素敵な人もやめちゃったりする。

だからこそ少しでもアマチュアバンド事情、ライブハウス事情は変わったら良いなと

 

だからこそあのブログはあそこまで批判されなくてもいいんじゃないかな。

と思いました笑!

 

 

何かを発する人は多少なり叩かれる

自分の意見をブログやTwitterで高らかに発信すると必ず叩いてくる人が居ます。

鼻に付くんでしょう、何様?だとか。

今回の「動員の少ないバンドは〜」は攻めたタイトルの語調の強さにたくさんの人が反応したんだと思います。

それに関するたくさんのツイートも目に入れましたが、賛否は半々くらいに見えました。

むしろ、批判する人に絡まれたくないからツイートしないけどブログに同意できるって話をしてる人のが私の周りには多い。

(売れないバンドマンと、売れなかった時代を経たバンドマンばかりだからかな笑)

 

 

私も迷いましたが、自分の考えは発信しておきます!

 

私は過去にライブハウスにたくさんお金を落としてきました。

とてもお世話になってきて、今もお世話になってます!

今はお客さんを呼べるようになってお金を落としつつ貰ってます。

ライブハウスが大好きなので、気軽にたくさんの人が行ける、より良い遊び場になる事を望んでます!

 

いろんな意見がありますが、負の感情やれ、賛同の感情やれ、何かしらを感じれるので、バンド関係者は読む価値あると思いますよ!