日本中が湧いていますね。
ついに、日本初の女性総理大臣・高市早苗さんが誕生し活躍していますね。
「女性だから」ではなく、
“この人なら何かを変えてくれそう”
そんなワクワクを感じている人が多いのではないでしょうか。
私もその一人です。
そして、片山さつき大臣、小野田紀美大臣という、
強く、信念のある女性たちが並ぶ姿に心から希望を感じました。
バンドマンをしている私は、政治について語ることをなるべく控えていましたが、今回は語らせてください。
先日、とある音楽関係者に言われた言葉。
その内容が、とても考えさせられるものだったんです。
「高市早苗さんも小野田紀美さんも片山さつきさんも子供を産めなかったから、日本の為に全力を尽くしている。
ななちゃんも子供産めなくても音楽で日本を盛り上げたらいい。子供を産むことを諦めた女性は男性よりも強くなるよ。覚悟を持てるんだろうな。」
がチョーーーーーーんですw
おっしゃった方の善意は痛いほど伝わりました。
私は不妊治療をしていることを公言していて、最近入院もしていたので私のことを心配して言ってくださった言葉だとわかっています。
でも、胸が少し締めつけられるような感覚になりました。ギュッ・・・
――“子どもを産めなかったから頑張れる”のか?
それぞれの女性が、自分の信念をもって「生き方」を選び取っている。
3人の女性大臣に共通する「婦人科系の病」や「不妊」の経験
3人の女性大臣は、婦人科系の病気や不妊と向き合ってきた経験を公にしています。
🔹高市早苗総理
「婦人科の病気で手術をしてから妊娠・出産が困難な状態にあるようで、子供を授かることを切望しつつも諦めた次第です。」
▶︎ 本人コラムはこちら
🔹小野田紀美大臣
「子宮筋腫で子宮全摘出手術をしました。」
▶︎ X(旧Twitter)投稿より
🔹片山さつき大臣
「20回ぐらい人工授精を試みましたが、超早期流産を繰り返し、これ以上は難しいだろうと三日三晩泣いて諦めました。」
▶︎ 公式サイトより
御三方とも力強い女性でありますが、それは子供を産んでないからかどうかはわかりません。
「子供を産んでない女性」の方が信念強く行動できるという統計があるんだったらそれはそれで興味深いですが。
彼女達は“自分にできることを全力でやる”という生き方を選んだ女性たちでこの強さに、心から敬意を抱きました。
また同じ女性としてその大変さを想像し、日本のために働いて下さることに感謝もしています。
私が不妊治療を公表した理由、そして発信を止めた理由
実は私も、不妊治療をしています。
これまでそれを公表してきたのは、
仕事に直接支障が出るからです。
治療スケジュール、ホルモン変化による体調の浮き沈みにより、
ライブパフォーマンスに差が出てきてしまう。
メンバーだけでなくファンの理解がないと続けられない現実があるからこそ、
勇気を出して発信していました。
けれど――
その発信を、いまは止めています。
覚悟をもって発信しても、
「若い頃、遊びすぎちゃったのかなw?」
とかいうゲロきもな言葉を言われたり
「人工で作ってまで子供欲しい?」
など。
無知からの「想像」や「憶測」「勝手な解釈」が生まれ、
メンタルが削られる瞬間が多かったからです。
ぴえん。
(あと忙しさもあって嫌な思いするならいいか。と更新やめちゃってました。また再開しようかな。)
不妊治療は「お金」も「時間」も「心」も使う戦い
保険適用になっても、不妊治療は決して安くありません。
経済的にも、精神的にも、簡単に何度も挑戦できるものではない。
私自身、タイミング→人工授精→体外受精
とステップを進めようとしてるところです。
だがしかし、体外受精からは金額がドカーンと上がります。
治療を始めて2年、もう100万円くらいかかっていますが
さらにドッカンかかってきます。
ぐぬぬぬぬぬですw
でも、夫さん側の先祖達が紡いできてくれた遺伝子と
私の先祖達が紡いできてくれた遺伝子とが、合わさって次の世代に繋げられたら素敵だなと。
たくさんのカップルが出会い、出会い、出会い、私ができているのだから、
私もいただいた人生でたまたま出会えた夫さんと、この世界に子孫を残したいというロマンチストかもしれませんね。
まだチャンスがある限り、取り組みたいなと思ってます。
体外受精からは高額ですので、何度もトライはできませんが、計画的に。
結論:強く生きる女性たちが教えてくれたこと
「子供を産むことを諦めた女性は男性よりも強くなるよ。」
と私に言った方には、そういう事を今は言われたくないよと伝えました。
お医者さんに卵の個数も数値的にも、全然チャンスがあると言われている今は、きつい治療を頑張っているので。
子供を授かれる奇跡を信じて頑張っている最中なので。
この先、もしも諦めなきゃならなくなった時に聞きたかった言葉かもしれません。
でもなんて事いうんだ馬鹿野郎〜〜って思ったのは、最初だけでw
3人の女性大臣のご事情については知れてよかったです!!
強さの要因に不妊があるかはわかりませんが、
不妊を経験したからこそ、不妊治療を保険適用にしてくれたんだし。
女性が政治の世界で活躍してくれることは、嬉しいです。
とある番組で「女性が初の女性総理を喜べていない」的な内容を発信しておりましたが、
女性である私は大いに勇気をもらって喜んでます。
性別関係なく実力が評価された結果だと思いますけどね。
婦人科系の病や不妊と闘いながらも、
前を向いて生きる女性たちの姿は、
きっと多くの人に勇気を与えるんじゃないかなと思います。
今回私は、嫌だなと思った言葉きっかけではありますが、
このことを知れて、どんな未来でも前を向いて人生を歩んでいこうと思えました。
※このブログは、どの政党や政治思想を支持・批判するものではありません。
「右」や「左」という立場の話ではなく、
ひとりの女性として、そして不妊治療に向き合う人間として感じた“生き方”の話です。
立場の違いを超えて、
“それぞれが自分の道を信じて生きることの尊さ”を
感じてもらえたら嬉しいです。