バンド哲学

なぜライブハウスはワンドリンク制なのか?!ライブハウスの営業形態!

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ライブハウスに行き慣れてる方からすると、ライブハウスに着いてから、チケット代金とは別にドリンク代がかかることは当たり前で承知の事でしょう。

しかし、ライブハウスに行き慣れてない方ですと、ライブハウスについてから「ドリンク代取られるんかいー!!」って思った方もいるかもしれません。

ドームやホールでのライブでは、ドリンク代を取られないのに、なぜライブハウスではチケット代金とは別にワンドリンク料金を取られるのでしょうか。

それは、ライブハウスはチケット代だけでは儲からず、ドリンク代金が収入源だから、、、、ではないんです。

確かにそれが理由の1つである場合もあるでしょうが、ライブハウスがワンドリンク制を設けているわけは、営業形態にあります。

So!ドリンク代を取らざるおえないのです!

今回は、「全国的にライブハウスがワンドリンク制な理由」について解説しましょうー!!

ライブハウスがワンドリンク制な理由

ライブハウスは飲食店営業許可を得ているため!

ライブハウスを営業するためには、興行場営業許可もしくは、飲食店営業許可を得なくてはなりません。

飲食店営業許可よりも、興行場営業許可を得るための条件ってのは、難しいため、多くのライブハウスは飲食店営業許可で運営しています。

興行場営業許可とは?

興行場とは、映画館や劇場、音楽堂などなど、映画や音楽、またはスポーツなどを、お客さんに見せるための施設のことを言います。

飲食店のサービスとして、集客のためにされている演奏に関しては、興行場には該当しないのです。

じゃあライブハウスは音楽を目当てに行くんだから興行場なんじゃないか?って思うかもしれませんが、興行場許可を得るための条件って非常に厳しいんですって。

消防法上の設備を興行場の規模で整えないといけなかったりと、条件を満たすのは大変なんだとか。

だからライブハウスは、飲食店営業許可を得て運営しているのだー!

<参照:著作権を中心としたアーティスト支援

飲食店として営業するためにはドリンク代を取らざるおえない!

飲食店営業許可を得るためには、「飲食をしないお客さんがいるかどうか」が重要となります。

チケット代金を支払ってライブを見て、飲食をせずに帰るお客さんがいますと、「飲食店の集客手段としてライブがあるのではなく、ライブを見せるのが本業のお店」ということになり飲食店営業許可を得ずらくなるので、

ワンドリンク制」にすることで、「お客全員が飲食をする店なので、演奏はその集客手段、またはお客さんが自ら演奏している」ということで飲食店営業許可を得ているのです!

興行営業許可は取らなくていいの?

具体的にどのようなお店が飲食店営業許可でOKで、どのようなお店が興行場許可を取らなければならないのかという点については、このような営業許可を所管している保健所でも明確な基準はないようです。

先に綴ったように、「飲食をしないお客さんがいるかどうか」ということに気をつけて「ワンドリンク制」などを設けてお客さんがみんな飲食する形をとっていれば、基本的には問題ないのだとか。

興行場許可を取っていないライブハウス営業は、違法とは言えないようです。

しかし、問題が1つ!

興行場の許可を取らないで、飲食店営業許可でライブハウスを営業している場合は、海外アーティストを呼ぶときに、大使館においてVISAの取得が難しくなる場合があるのです。

外国人アーティストを呼ぶ場合、ビザが下りなかったら、その時は他の対策が必要でしょう。

<参照:飲食店営業許可と興行場許可 | 飲食店開業│シグマ

ワンドリンクは大事な収入源だから!

都内のライブハウスですとドリンク代は600円、地方だと500円のお店が多いです。(ここ2、3年で600円に値上げされたとこ多いぞう!)

また、ワンドリンクではなく、2ドリンク千円を徴収するお店もあります。

普段、居酒屋で飲んでる人には高く感じるかもだし、BARによく行く人からすると普通のお値段かもしれない。

お酒が飲めない人からすると、チケット代と別でソフトドリンクにこの値段がかかるのは高く感じますね。

ワンドリンク代が500円が普通だった時代に、とあるライブハウスで「ワンドリンク500円は高い」という学生の声に、「お釣りを用意したり手間がかかるからワンコインなんだよ」って教えていたライブハウスがありましたが、そこも今は600円になっているから、うむ、大事な収入源でもあるんだろう!

ライブハウスにお世話になってる方、あの空間が好きな方は、そんな場所を潤わせるため、じゃんじゃん飲みましょうぜ。笑

 

また、ライブ終了後にドリンク交換ができないライブハウスがあるようで、それは飲食店営業許可を得ているのなら交換したいよなーと、こちらのブログを読ませていただき思いました↓

長年疑問に思っていた、ライブハウスのドリンク代について調べてみた。 – BANG YOUR HEAD!! ~激しく頭を振りまくれ!~

ライブハウスによって、終電前にバイトを帰さないといけないとか、早くお客さんを出して閉めなきゃいけないとか、いろんな事情があるんでしょうが、せめてライブ終了後10分くらいはドリンク交換できると良いですな❤︎

まとめ

  • 多くのライブハウスは飲食店営業許可で運営している
  • 飲食店営業許可を得るためには「ワンドリンク制」にせざるおえない
  • ドリンク代は大事な収入源でもあるんだろう

Yahoo!知恵袋や、おしえてgooなどでも、なんでチケットと別にドリンク代が必要なんだ?っていう疑問が多々上がっていたので、調べてみました!

取らざるおえない理由がわかりましたなー!

そういえば、フリーライブイベントでもライブハウスでやる場合は、ワンドリンク代かかりますもんね。