日記・雑記

「なんで動物園にトナカイさんいるの?サンタさんの所じゃないの?」

先日動物園にチーターとサーバルの赤子を観に行ってきました。

初老の母といい歳した娘のコンビは、我らの他に見当たらず。

だいたいがファミリーかカップル、

&ガチカメラの方々でした。

動物園では子供らが多様な学習をしており感慨深かったので、

綴ります。

教育パパさんの「動物さん何食べた?」責め。

チーターの赤ちゃんを見るにゃー30分ほど並びます。

後ろにはファミリー。

ベビーカーに乗せられた男児は、2歳くらいだろうか。

「ライオンさんは何食べる?」

 

「ゾウさんは何を食べてた?」

 

 

並びはじめて20分は過ぎただろう、、

パパさんがひたすら、ベビーカーに乗った男児に問いかける。

男児は「んー?うーん。」

てな調子。

まだベビーカーに乗るほどの小さな子にこの質問は難しくはないか?

 

「動物さん何食べるでしょうクイズ」が永遠と繰り広げられている。

このパパさんは、動物園に教育をしにきたかの如く永遠に食物について問う。

 

ただただ

可愛いー!

モフモフー!

ウヒョヒョヒョヒョー

と回ってきた私には、男児の心境を考えると哀れなり!

 

そこへ婆さんがやってきた。

祖父母と楽しい動物園だったとは!

良いなー男児くん。

 

ばーば:「男児くん!!くまさんは何食べるかわかるぅ?」

 

遺伝子!!!

 

しかも雑食動物を挙げてくるあたり、

さすが教育パパを育て上げただけあるぜ、婆さん!!

 

シャケと答えればいいのか?

肉だって、果物だって間違いじゃなかろうが。

正解はなんだ?!

その後も繰り広げられる動物さん何食べるクイズに心の中で回答していたら、チーターの檻はもうすぐそこに!

そこにはサーバルとチーターの絵が描かれている看板が。

指さしパパさんは言う。

「これから見るのはチーターだよ!

チーターの赤ちゃんは、お母さんチーターとどう違うだろうねー?

 

私は、チーターの赤ちゃんの愛らしさをいかにiPhoneに収めるかワクワクなのだがっ。

男児は、母チーターと子チーターの違いを見つけるというミッションを課せられた。

 

やっとチーターを見れる番が回って来た・

 

チーターの幼体と成体の違いは、

  • 毛がふさふさ
  • 小さい
  • 良く動く

だっ!!

私はシャッターを切るよりも、幼体と成体との違い探しに勤しんでしまいました。

男児くんは、答えられただろうか。

 

「なんでトナカイさんがここにいるの?」

チーターに2回も並んで満足した私と母は、サーバルの子の展示が始まるまでしばしレストランへ。

すると後ろのファミリーの会話が気になった。

 

ママさんは下の子のベビーカーの荷物をゴシャゴシャするのに夢中。

そんなママさんに、上の息子が難しい質問をした。

 

息子:「なんでトナカイさんは多摩動物園にいるの?サンタさんのところじゃないの〜??」

 

これは利発な子だっ。

 

ママさんは、なんて答えるのだろう。

サンタは多摩動物公園から出発して世界中の子供にプレゼントを配ってるとでも言うのだろうか?

 

ママ:「なんでだろうね〜〜?」

はぐらかした。

 

下の子の荷物ゴシャゴシャしながら、はぐらかした。

 

息子:「この前来たサンタさんは、トナカイ乗ってなかったの?」

 

そこへ、食事のトレイを返却しに行っていた救世主パパさん登場。

 

パパ:「ここのトナカイさんは、サンタさんところのトナカイさんとは違うんだよ。」

 

息子「じゃーここのトナカイさんは、ダメな子なの?

 

そーだぞ、この世の中は平等ではないんだ。

選ばれし者しか重役にはつけない。

だがな、ソリを引っ張るなんて重労働するより、檻の中でゴロゴロして人間どもに観察されている方が幸せだったりするかもよ坊主。

 

しかしパパさんは・・・

パパ:「サンタさんはフィンランドの人だから、フィンランドのトナカイに乗ってるんだよ。日本のトナカイには乗らないんだ。

 

 

息子:「そっかー!」

 

フィンランドを知る幼稚園児!

夢を壊さず現実を教えるパパ!

利発!!!!

 

ちゃんちゃんこ。